ハーフマラソンに出たらアキレス腱が痛くなった。これは歳のせい?

以前、よくケーセブンを使ってくださっていた70代女性。ハーフマラソンにも年に数大会エントリーしており、とてもパワフルです。今回、レース中にアキレス腱が痛くなったと久しぶりに来院されました。「歳のせいかしら…」とのことでしたが…。

今回のアキレス腱痛は、ご本人的には「年齢」のことを原因とお考えのようでしたが、この記事では、「そうでもないことが多い」ということをお伝えします。

アキレス腱痛はどうして起こるのか?

アキレス腱が痛くなるとき、片脚だけのことが多いです。両脚同時に痛くなる方はあまりいません。ということは、アキレス腱痛は年齢とか練習し過ぎとか体重とかが原因になることは少ないってことになります。片脚だけ歳をとるとか練習しすぎるってないので。

そこで、アキレス腱痛はどうして起こるのか、治療的には何をしたら良いのかを考えてみたいと思います。

一般的には、すぐに年齢とか体重とか練習しすぎといわれることが多く、鵜呑みしがちです。でも、もう一歩考えればもう少し違った視点を持つことができるようになります。

今回のアキレス腱痛や多くのスポーツ障害、シンスプリントや腸脛靭帯炎の原因は、必ずしも「年齢」や練習のしすぎが原因とは限りません。それよりも身体の動きに左右差があったり、重心の位置が左右にぶれていたり、狂った身体の状態が患部(痛み)を作ります。

どう考えて治療をするのか

アスリートを見始めた初期のころに思ったのは「どうして片側だけ壊れるのか」ということ。よく使い過ぎとか体重が多いといわれる選手が多かったのですが、両側が壊れてくる人は1割にも満たない感じ。そこから分析・原因究明をしていったところ、重心位置のずれやバランスの崩れが患部に過剰な負担をかけているとわかってきました。

今回来院されたアキレス腱痛の女性は、御本人的には年齢のせいだと思っていたようです。でも、片脚にしか症状が出ていない。片脚だけ歳を取るということはないので、間接的に年齢が影響しているとしても直接の原因とはなりえないです。

話を聞いていくと、今回のレースコースは上りが多かったそうです。普段の平坦路での練習では痛みが出ていなかったことを考えると、上りが多少は影響しているとはいえるでしょう。上り坂の場合、つま先が上がる=アキレス腱が引っ張られるというのがあります。ただ、この条件は左右一緒なのでやはり左右差を大きな原因してみていくほうがゴールは近そうです。

まとめ

歳や体重や練習のし過ぎというよりも、バランスの崩れにそういったものが掛け合わさった時にトラブルは起きます。身体は調整したとしても時間とともに狂っていくもの。これが大きな要因や引き金になっています。

身体を定期的にメンテナンスしてバランスを整えておけば、今回のようなトラブルはかなり減らせます。すると練習量をもっと増やせるかもしれないし、大会には良い状態でエントリーでき、成績も伸びていくでしょう。

まずは自分の身体がどんな状態なのかを自分でテストをしてみましょう。できることは簡単で、ただ自分の身体を意識して歩くだけでいいです。歩いたときに、左右の足音が同じに聞こえるか、自分の感覚で左右が同じになっているのか。違いがあれば、どちらかに負担が偏るのでそちら側が壊れやすい、ということになりそうです。

最終チェックや修正はプロにお願いするのがいいと思います。特に修正はたぶんご自身ではできないです。

まずは、ご自身での歩行チェック、ぜひしてみてください。左右全く同じということはないと思います。

ある患者さんの場合
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ケーセブン整骨院代表の走尾(はしお)です。
大学工学部を出て、コンピュータメーカーでコンピュータのハード設計を11年以上経験してから人の身体をよくする業界に入ってきました。
今の仕事も四捨五入して20年に入ってきて、かなりレベルが高くなってきたと思っています。
コンピュータの業界で培った技術と人の身体で培ってきた技術の相乗効果で、よりよい施術品質を提供しています。

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