痛みには思い当たることがなくても、必ず原因があるものです。

昔、『「原因」と「結果」の法則』というタイトルの本を読んだことがあります。中身は覚えていませんが、全ての結果には原因があるというような話だったと思います。

このことは、身体の痛みについても同様です。痛みが出てきたということは、ご本人に思い当たる節がなくても何かしらの原因があります。

腰痛のチェック

エピソード:スポーツ現場で起こっていたこと

先日とあるランニング(リレーマラソン)のイベントでケーセブンのブースを出させていただきました。その時の話です。

ケーセブンブースの隣のブースで、自分も大会に参加し走るという方が腰が痛いといっていました。

前屈をしようとすると、腰が痛くてあまりできません。リレーマラソンだったので、自分の不出来が周りの選手に影響を与えるのでとても心配そうでした。で、すぐわきで多分チームメートだと思うのですが、ストレッチの方法を教えていました。

ただ、教えている方はプロではないはずで、自分で勉強をした方法を教えていたのだと思います。当然といえば当然なのですが、あまり成果は出ていないように見えます。

そこで隣ブースになったということもあり、なんとなく眺めてて感じたことを少しだけアドバイスをさせていただきました。

お尻の上の方を軽く刺激すると、曲がるようになりますよ。そうすれば痛みも減ってくると思います。

そういってお尻の上を少し抑えるようなことをしました。

結果としては痛みが完全に取れるわけではなかったですが、ちゃんと動けるようにはなったようです。

何の話かというと

この話は何なのかというと、きちんと原因を見てそこに対処しないと身体は変わらないということです。

冒頭に書いたように、物には原因があるということです。

そして、単に腰痛といっても様々な原因があります。そのため原因に対して適切な処置を行わない限り、望ましい結果は得られません。

先のエピソードにあるように、腰が痛い時に、単にストレッチをしても、もしかしたら効くこともあるかもしれませんが、効かないことが多いでしょう。原因の特定をしていないからです。

腰が痛い時、例えば前屈して痛いのと、後ろに反って痛いのでは、原因が違うために施術をするポイントが変わります。また、下半身のトラブルで腰に痛みが出る場合と上半身のトラブルで腰に痛みが出る場合があります。このような時にも治療のポイントは変わってきます。

腰痛だから「治療法は○○」という単純なものではありません。

まとめ

整骨院の先生やトレーナーさんなどのプロが治療をする時には、「なぜ痛みが出ているのか」その原因を知るために色々な検査をします。逆に言えば、検査なしに治療をする人は整骨院の先生やトレーナーさんであってもプロとはいえません。もしくはきちっと改善させる意思がないのかもしれません。

これは治療に限ったことではありません。世の中的に何か問題が起きた時にはその原因を探り、原因に対して対処するのは当たり前のことでしょう。

どんなものでもプロの仕事と一般の方の仕事の違いは、原因究明の精度の高さの違いでしょう。そこが違うので、何かしらの施術の効果に大きな違いが生じるわけです。

腰に痛みが出た時、自分で対処するのか、誰かからアドバイスを得るのか、プロに頼むのか、その選択肢は痛みが出た人自身にあります。ただ、こういった裏側に近い話を知っておくと、どうしたらいいのかが判断しやすいと思います。

全ての腰痛をプロに見せる必要があるというつもりはありません。しかし充分に困っているのであれば、プロを使った方が結果的に早くコストもかからないと思います。

ケーセブンではかなり細かい検査をしながら、そしてやったことに対してきちっと結果が出てるかを確認しながら施術を進めていきますので、安心して利用していただけると思います。

こういった情報と考え方がお役に立てれば幸いです。あまり痛みやトラブルを持ち続けないことをお勧めしたいです。

腰痛
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ケーセブン整骨院代表の走尾(はしお)です。
大学工学部を出て、コンピュータメーカーでコンピュータのハード設計を11年以上経験してから人の身体をよくする業界に入ってきました。
今の仕事も四捨五入して20年に入ってきて、かなりレベルが高くなってきたと思っています。
コンピュータの業界で培った技術と人の身体で培ってきた技術の相乗効果で、よりよい施術品質を提供しています。

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