膝や足首の痛み、本当に体重や年齢が原因か?真実に迫る!

整形外科や接骨院で「体重が増えたからですね」「歳のせいもありますから」と言われたことはありませんか。もちろん、その通りな部分もあるでしょう。でも、心のどこかで「本当にそれだけなのかな」と引っかかったことがある方も多いのではないでしょうか。

たとえば、右膝だけが痛い。左膝は何ともない。同じ体重を、同じだけの年月支えてきたはずの両膝なのに、なぜ片方だけが痛むのでしょうか。もし体重や年齢が原因なら、両膝に同じように負担がかかっているはずです。

この記事では、その「あれ?」という違和感の正体を一緒に紐解きながら、ケーセブンがどのような考え方で身体を見ているのかをご紹介します。読み終える頃には、ご自身が今受けている施術やケアについても、少し違った角度から眺められるようになるかもしれません。

    片側だけ痛むのはなぜか

    体重や年齢が痛みの直接的な原因なら、その影響は身体全体に均等に及ぶはずです。ところが実際には、片方の膝や足首だけが痛むというケースが非常に多く見られます。

    同じ体重を支え、同じ時間を生きてきた両膝や両足首のうち、なぜ片方だけに痛みが出るのか。これは、体重や年齢という「全身に等しくかかる要素」以上に、何か別の、左右で差が出るような要素が関わっている可能性を示しています。

    「使い過ぎ」という説明も、よく耳にするものの一つです。ただ、これも実際にはうまく説明がつかないことがあります。たとえば腱鞘炎は「使い過ぎ」の代表格のように言われますが、右利きの方なのに、普段あまり使わない左手に腱鞘炎が出ることも珍しくありません。「よく使う側が痛むはず」という前提そのものが、当てはまらないケースです。むしろ逆側に出てしまうという事実は、「使い過ぎ」という説明では拾いきれない何かが起きていることを示しています。

    年齢とともに筋力が落ちたり、体重が増えたりすれば、身体への負担そのものは確かに増えます。ただ、それだけでは「なぜ片側だけなのか」を説明できません。片側だけの痛みの背景には、体重や年齢とは別の理由がある。まずはこの前提からお話を始めます。

    身体には、もともと左右差がある

    思い出してみてください。

    • カバンはいつも同じ肩にかけていませんか
    • 脚を組むとき、いつも同じ脚を上にしていませんか
    • 靴の底は、片方だけ外側や内側が減っていませんか
    • 立っているとき、無意識に体重を片方の脚に預けていませんか

    こうした癖に、心当たりのある方は多いと思います。これは決して「悪い癖」というだけの話ではなく、そもそも人間の身体が左右対称ではないことの表れでもあります。私たちの身体は、パッと見には左右対称に見えますが、実際には利き手・利き足があるように、力の入りやすさ・入りにくさに元々の左右差があります。

    この左右差そのものは、生まれながらに誰もが持っている自然なものです。年齢によって差が大きくなるようなものではなく、実際、お子さんの身体を見ていても同じように左右差は存在します。

    ただ、若いうちは体力があり、身体全体を支える力にも余裕があるため、この左右差はあまり表に出てきません。ところが歳を重ねるにつれて、身体全体を支える働き自体が少しずつ落ちてきます。その結果、もともとあった左右差の影響を、以前ほど吸収しきれなくなり、特定の部分への負担として表面化してくるのです。それが、片側だけの膝や足首の痛みの正体だと、ケーセブンでは考えています。

    参考記事: 【ほとんどの人が知らない】そもそも人の身体には、力の入り方に左右差がある

    身体のバランスはなぜ崩れるのか

    では、なぜ左右差が「バランスの崩れ」にまで発展してしまうのでしょうか。よく語られる2つの説を、順に見ていきましょう。

    筋力の左右差説 左右差と聞いて、多くの方がまず思い浮かべるのが「筋力の差」でしょう。しかし、もしバランスの崩れが単純な筋力差によるものなら、それを整えるには年中トレーニングを続ける必要があることになります。筋力は使わなければ落ち、鍛えれば変化していくものだからです。もし筋力差が主因なら、バランスの崩れ方も痛みの出方ももっと不安定なはずです。しかし実際には、特定の左右差が何年も同じ側に出続けるケースが多く見られます。これは、日々変動する「筋力」という要素だけでは説明がつきにくい現象です。

    生活習慣・姿勢説 一般的には、生活習慣や姿勢の癖がバランスの崩れの原因として指摘されることが多くあります。これも実際に影響する要素の一つではあります。ただし、「なぜその姿勢の癖が、その人特有のクセとして定着するのか」という、一段階手前の問いには答えていません。姿勢は結果であって、その奥にある原因を説明するものではないのです。

    神経系という視点 そこでケーセブンが注目しているのが、身体の動きを制御している神経系です。神経系の働きは、大きく2つに分けて考えることができます。

    • 入力: 関節や皮膚にあるセンサーが、「今、身体がどう動いているか」を感じ取る働き
    • 出力: その情報をもとに、脳が筋肉へ「こう動け」という指令を送る働き

    多くの方は「動きがおかしい」と聞くと、指令を受け取る側、つまり筋肉(出力)に問題があると考えがちです。マッサージやストレッチ、筋トレも、基本的にはこの「出力」側へのアプローチです。

    しかし、実際にはその手前にある「入力」、つまりセンサーの働きの精度が落ちていることが少なくありません。身体がどう動いているかを正確に感じ取れていなければ、脳はそもそも間違った情報をもとに指令を組み立てることになります。どれだけ筋肉そのものが健康でも、届く情報自体が不正確なら、正しい動きの指令は出しようがないのです。これは、精度の狂ったセンサーを積んだ機械が、いくら本体の性能が良くても正しく動作できないのと同じ構造です。

    つまり、姿勢の癖や特定の筋肉ばかりに頼る動きの多くは、実は「出力」側の乱れではなく、「入力」側、すなわちセンサーの精度低下から始まっている可能性があります。神経系の指令のクセを整えるとは、この入力の精度を取り戻すことから始まる、というのがケーセブンの見立てです。

    その施術は、痛みの「結果」を見ていないか

    ここまで読んでくださった方の中には、「では、今までマッサージや電気治療、ストレッチ指導を受けてきたのは何だったのだろう」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

    痛む場所を揉んだり、温めたり、動かしたりするケアは、決して無意味ではありません。痛みが和らぐこと自体は、そのときの身体にとって助けになります。ただ、それらの多くは「痛みが出ている場所」に対するアプローチであり、「なぜその場所に負担が集中してしまうのか」という、もう一歩奥の原因までは扱っていないことが多いのも事実です。

    もし今受けているケアで、そのときは楽になるけれど、しばらくするとまた同じ場所が痛くなる、という経験をお持ちなら、それは施術が間違っているというより、「痛みの結果」と「痛みを生み出しているバランスの崩れ」が、別々に存在している可能性を考えてみてもよいかもしれません。

    ケーセブンのバランス修正方法

    ケーセブンでは、身体のバランスを整えるための独自のアプローチを行っています。

    まず行うのは、身体全体の動きの評価です。これは筋力そのものを測るのではなく、動きの流れや連携を見るものです。たとえば、その場で足踏みをしていただき、頭の左右の振れ幅に違いがないか、足音の大きさや響き方に左右差がないかを観察します。また、左右の同じ筋肉に対して同じテストを行い、力の出方に差がないかも確認します。

    こうした評価によって、身体のどのあたりで、センサーの働きにズレが生じているのかが見えてきます。その結果をもとに、身体の特定の位置に、和紙でできた小さなシールを貼っていきます。シール自体は特別な素材ではありません。重要なのは、皮膚のセンサーの精度が落ちているポイントを的確に見極めて、その位置に貼ることです。いわば、身体が「今どう動いているか」を正確に感じ取れるように、センサーの精度を整え直す作業です。この位置の選定には、評価から得た情報を統合して判断する技術が必要で、専門的な訓練を積んだ者でなければ再現が難しい作業になります。

    興味深いのは、このセンサーの精度を整えた直後の身体の反応です。多くの方は、施術後1回目の動作こそ多少ぎこちなさが残るものの、2回目にはすっと動きが整います。センサーからの情報が正確に戻れば、身体は驚くほど早く、その場で動きを修正できるのです。

    一方で、長年「姿勢を正しく」と意識し続けて身についた動きの癖のように、意識的な習慣として定着したものは、センサーの精度を整えただけでは、その場ですぐには変わらないこともあります。これは、身体の反射的な調整能力の速さとは別に、時間をかけて作られてきた習慣そのものへの向き合いが、別途必要になるためです。

    このアプローチを通じて、ケーセブンでは「痛みが出ている場所」だけでなく、「なぜそこに負担が集中するのか」という一歩奥の原因に働きかけ、身体のバランスの崩れを修正していくことを目指しています。

    まとめ

    片方の膝や足首だけが痛むのに、年齢や体重のせいにされるのは、よく考えると不思議な話です。今回は、その不思議さの背景にある「身体の左右差」と、それを生み出す「神経系の指令のクセ」という視点をご紹介しました。

    一般的に語られる話と違う部分もあり、信ぴょう性に欠けると感じられた方もいらっしゃるかもしれません。ただ、理屈自体は特別なものではなく、教科書ベースで探せば見つかるものです。ただ、それを実際に見極めて調整する技術的な難易度が高いために、世の中にまだ広く知られていないだけだといえます。

    もし今、片側だけの痛みで悩んでいて、これまでのケアで「そのときは良くなるけれど、また戻ってしまう」という感覚をお持ちでしたら、一度、身体のバランスという視点から見直してみませんか。ケーセブンでは、身体全体の動きを評価し、バランスを整えることで痛みの改善を図る方法を提供しています。

    エッセイ
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    ケーセブン整骨院代表の走尾(はしお)です。
    大学工学部を出て、コンピュータメーカーでコンピュータのハード設計を11年以上経験してから人の身体をよくする業界に入ってきました。
    今の仕事も四捨五入して20年に入ってきて、かなりレベルが高くなってきたと思っています。
    コンピュータの業界で培った技術と人の身体で培ってきた技術の相乗効果で、よりよい施術品質を提供しています。

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