指の変形・こわばりを緩和するキネシオテーピング法

記事の要約

加齢による指の関節の痛みやこわばりは「年だから仕方ない」と諦めがちですが、これは指周辺の皮膚のこわばりが関節に負荷をかけていることが原因かもしれません。

キネシオテーピング(ニトムズのキネロジEX推奨)を指の腹から爪の上まで貼ることで、多くの人が動きやすさを実感。ただし指先に貼るため日常動作に不便を感じることもあります。

「指が痛いのは年のせい?何か対策はないの?」

歳を取ると、指がこわばったり痛くなったりする人が多いです。朝起きた時に指が動かしにくかったり、物をつかむときに痛みを感じたりすることはありませんか?

「歳を取ると、指がこわばり、痛みになる人が結構いる」

特に指先に近い関節が変形して、見た目も変わり、痛みが出ることがあります。

「指の関節に変形も現れるが、老化現象なのでしょうがないといえばしょうがない」

多くの人が「年だから仕方ない」と諦めています。医師にも「これは年齢のせいだから」といわれ、特に対策を教えてもらえず困っている人も多いです。

でも、本当に何もできないのでしょうか?

「どうして人によって症状が違うの?」

実は、指の関節の変形は全ての人に同じように起こるわけではありません。ほとんど問題なく歳を取る人もいれば、指が大きく変形して痛みに悩まされる人もいます。

「指の関節の変形は、すべての人に同じように起こるわけではない」

これはどういう意味でしょうか?それは人によって違いがあるということです。つまり…

「指関節の変形がすべての人に同じように起こるわけではないので、個々に何かしらの理由があるはず」

この「理由」がわかれば、対策ができるかもしれません。

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単純に考えてみよう

関節の変形をシンプルに考えてみましょう。

「物理的に考えれば、関節に物理的な負荷をかけ続ければ変形が起こるし、掛けなければ変形は起こらないはず」

これは当たり前のことのように思えますが、とても大事な点です。つまり…

「つまりは、関節に過度な負荷が掛からないように外部から調整をしてあげると変形は起こらないか、起こっても大きくならず、その人は苦痛から逃げられるのではないか」

ここで新しい疑問が生まれます:

「指の関節に過度な負荷を掛けるものはなにか?」

原因を考える

指は毎日何度も曲げ伸ばしをしています。この動きは自然なことですが、何かが関節に負担をかけているのではないでしょうか。

「指は曲げ伸ばし動作があり、それぞれの指の周辺の皮膚にこわばりがあるとそれが過度な負荷になるのではないか」

これはケーセブン整骨院で考えた大事なポイントです。指の関節の問題は、関節だけでなく、周りの皮膚のこわばりも関係しているかもしれません。

「指周辺の皮膚のこわばりが過度な負荷の理由だとすれば、指周辺の皮膚のこわばりを減らせばいい」

解決のヒント:キネシオテーピング

ここで一つの解決策が思いつきました。

「指周辺の皮膚のこわばりを減らすために、キネシオテーピングをしてみる」というもの。

キネシオテープは、筋肉や関節を支えるための伸び縮みするテープです。ケーセブン整骨院での得意分野なので、いろいろな部分に使っています。今回は指の関節の周りの曲げ伸ばしに影響する部分に貼ります。

「指関節を曲げ伸ばしするときに最大限に伸び縮みする皮膚にキネシオテープを貼る」

実際に感じる効果

理屈だけでなく、実際に試してみました。

「実際にテープを貼ってみると、体感ではあるが指が軽く曲げ伸ばしできるようになる」

この効果は僕自身の感じ方です。が、試してみた多くの人からも「軽く・楽になった」という声をいただいています。

実際に使う時の問題点

ただし、全てがうまくいくわけではありません。

「指のものをつかむ部分にもテープが乗るので、日常生活における不便さは感じるかもしれない」

これは確かに問題です。指先は物を触ったり、つかんだりする大切な部分です。ここにテープがあると、感覚が鈍くなったり、細かい作業がしにくくなったりすることがあります。

「日常生活が不便になるのだとしたら、実用的ではないと思う方もいると思う」

施術自体、効果があるからといって日常生活を犠牲にしてはいけないです。それだと本末転倒ですね。

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それでも試す価値がある理由

しかし、痛みで悩んでいる人にとっては、少しの不便さは我慢できるかもしれません。

「指に問題を抱えていない人なら実用的ではないと思うかもしれないが、問題を抱えているとしたらそもそも日常生活が不便なわけで、この指先へのテーピングが実用的なものに思えるかもしれない」ということ。

痛みによる不便さと、テープによる不便さ—どちらを選ぶかは人それぞれです。でも、選択肢があることが大切かなと思います。

これからの取り組み

このテーピング方法はまだテスト段階です。ただ、まずまずの結果が出てて手ごたえは感じています。

「現時点では、実験段階ではあるものの、体感的には軽く動きやすくなるので、今後も効果の検証をしていきたい」そんな感じです。まぁ、使わなくなってしまう可能性もあるわけですが…。

もし指の変形やこわばり、痛みで悩んでいる方は、ぜひご相談ください。「歳だから仕方ない」と諦めずに、できることから始めてみましょう。

貼り方

用意するものは、キネシオテープ。

キネシオテープといってもたくさんのメーカーからたくさんの銘柄が売られています。ケーセブンお勧めは、ニトムズのキネロジEXです。これは確かに効きます。

他のメーカー数種類をテストしたことがありますが、効き目はまちまち。まったく効果がないどころか悪化させるようなものもありました。

それはテープ自体が悪いというよりも、ケーセブンでの貼り方とマッチしないということなのでしょう。ただ、今回紹介する貼り方だったら、キネロジEXで開発しているので、それが一番いいと思います。

閑話休題。

3.75cm幅のキネシオテープを用意します。5cm幅のテープでもいいですが、ちょっと太いと思います。幅の調整ができなくはないので、5cmしかない方はそれでもOKです。

3.75cmのテープを長さ5cm程度に切ります。そこまでシビアにならなくてもいいし、逆に指の長さは人によって違うので、長い人は少し長めに切りだしてもOKです。

5cmの長さに切りだしたら、次は四等分します。3.75cmの1/4の幅にするわけです。幅1cm弱になります。

これで1cm弱の幅で長さ5cmの細長いキネシオテープが4本できるので、指先に貼ります。

指の腹から指先を通り、爪の上を通るように貼ります。(貼る方向は逆でもいいです)

貼る時の注意点ですが、キネシオテープは伸びるテープなのですが、伸ばして貼ることはしないでください。たるみをとる程度の引っ張り具合で貼れれば最高です。

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まとめ

この記事では、指の変形やこわばりに悩む人のために、キネシオテーピングという方法を紹介しました。

年齢とともに指が痛くなったり、こわばったりする原因の一つは、指の周りの皮膚のこわばりかもしれません。そこで、伸び縮みするキネシオテープを使って、指の動きをサポートする方法を考えました。

実際に試してみると、多くの人が指が軽く動くようになったと感じています。ただし、指先にテープを貼るため、細かい作業がしにくくなる場合もあります。

使うテープは、ニトムズのキネロジEXがおすすめです。テープは伸ばしすぎずに、たるみをとる程度の力で貼ることがポイントです。

もし指の痛みで困っている方は、この方法を試してみる価値があるかもしれません。ただし、あくまでもセフルケアの域を出ませんし、これで二十歳の頃の自分に戻れるものでもありませんので、そこはご承知おきください。

では、ご自愛ください。

#へバーデン結節

キネシオテーピング
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ケーセブン整骨院代表の走尾(はしお)です。
大学工学部を出て、コンピュータメーカーでコンピュータのハード設計を11年以上経験してから人の身体をよくする業界に入ってきました。
今の仕事も四捨五入して20年に入ってきて、かなりレベルが高くなってきたと思っています。
コンピュータの業界で培った技術と人の身体で培ってきた技術の相乗効果で、よりよい施術品質を提供しています。

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