毎年この時期になると、足のトラブルを訴える小学生の来院が増えます。そう、「駅伝大会」の練習で走る距離が普段よりも増えるんですね。
最近では、選手に選ばれた子だけでなく、周りの子も一緒に練習をすることが多いようです。以前は選手の子ばかり来院されましたが、最近はそうでもなくなってきました。小学生も大変です。
さて、お子さんに駅伝大会の練習での足の痛みが出てきた場合に、どうしたらいいのか迷われているケースがあります。放っておいていいのか、何かできることはあるのか。治療に行くことに意味があるのか、ないのか。その辺を身体を治していく側が考えていることを紹介します。
年に一度の駅伝大会
身体は練習量を減らせば勝手に治ってくれることもあります。ただ、駅伝大会前の練習で痛めたとなると、たいていは時間がありません。それに、問題が起きてから家でできることはほとんどありません。専門家の手を借りることが賢明です。
年に一度の駅伝大会などでは専門家の手を借りてしまいましょう。きっと、お子さんは安心して駅伝大会に臨め、親御さんは安心して応援できます。
小学生の高学年は身体が成長をしはじめ不安定な時期です。急にたくさんの運動をすると痛みが出ることが多いです。成長痛だから仕方ないって考えて放っておくのは、駅伝大会の成績的にも身体的にももったいないです。
今までにたくさんのアスリートやジュニア選手を見てきました。年代に関わらず起きるトラブルもあるし、年代特有のトラブルもあります。
毎年この時期に多い足のトラブルは年代特有、というか駅伝大会がある小学生高学年に特有のトラブルです。成長の具合と急に負荷をかける時期が重なり起こるもので、施術には独特の感覚が必要です。
「治す」という感覚よりも「整える」感覚が近いです。施術作業的には似たようなものかもしれませんが、感覚というか意識が変わってくるので、効果が変わるんですね。人間ってこういうのが不思議です。
ほとんどの場合、成長痛ではない
毎年、お子さんを連れてくるお母さんと話をすると、「成長痛だからしょうがないと思っていた」という声を聞きます。でも、しょうがなくはないです。成長に伴う痛みがあるのは確かですけど、多少の痛みを減らすとか、身体(患部)に負担を掛けずに走れるようにするとか、できることはあります。
駅伝大会のスケジュールは決まっているので、たいていは早急に解決したいです。ケーセブン整骨院では今までたくさんのアスリートのメンテナンスしてきた視点と技術で、思いのほか早く解決できることが多いです。絶対じゃないですけど。
痛みが減るということは、身体が良くなっていることを意味します。そのため、走りやすくなりタイムも向上します。そもそもアスリートのメンテナンス業務は痛みに関係なく動きやすくするための施術をしているので、この技術の応用なだけです。
まとめ
小学生の駅伝大会の練習で出る痛みは、しょうがない部分もありますが、対処できる部分もあります。身体を修正していく立場からは、放置は良くないです。そんな時には、スポーツを得意とする治療院に身体のケアをお願いしましょう。
子供さんは、痛みが減り走りやすくなることで、走ることへのモチベーションが上がります。安全に、そして動きやすい身体になり、駅伝大会への取り組みも集中して取り組めるようになります。
まずお子さんの様子をよく観察してみましょう。痛そうにしていないか、ビッコを引いていないか。何か違和感を感じたら、声をかけてあげてください。