全自動車が自動運転になれば事故は激減するでしょう。でも、それはもう少し先の話ですね。
いまのところ、交通事故は毎日のように発生しています。残念ながら交通事故のあわれてしまう方もいらして、ケーセブン整骨院でも施術をお受けしています。
そんな交通事故にあわれた患者さんが、回復のために安全に安心して施術を受けていただけるよう、法律面での知識を増やすために弁護士事務所主催の交通事故に関する法律セミナーに参加してきました
交通事故にあわれ、身体は不自由になっているし、いろいろ手続きもあって大変だというときに、少しでもスムースに施術に取り組んでいただけるよう配慮しています。

交通事故の患者さんがいらしたとき、通常相手の保険屋さんから電話連絡がきて、保険(自賠責)での支払いや状況などを確認し、施術が始まります。これが普通の流れ。

今回のセミナーを受けたからといって、それが何ら変わるわけではありません。ただ、世の中的な動向としてどのようにすれば事故にあわれた患者さんが安心して施術を受けていけるのかがわかりました。
いくつかのポイントがありますので紹介します。
ポイント1 病院で定期的に診察を受ける
患者さん、施術側どちらにとっても大切なことに、
最低1~2週間ごとには病院で診察を受ける
というのがあります。
病院はたいてい混んでいて時間が掛かるし、行っても薬が出るだけだから整骨院だけでいいと考える患者さんは多いです。でも、これはとても大切なことで、身体がどう変化をしていくのか、それまでに見えなかった大きな問題が起きていないかの確認になります。
保険(自賠責)屋さんでは、病院(医師)の診察が最優先されるので、この定期的な診察を受けることは重要になってきます。
最悪、後になって「施術代は払わないよ」みたいなことになるケースもあるようです。施術側からも病院での診察を受けていただくようご案内しますが、患者さん側でもそれをきちんと受け取っていただくことが大切になります。
ポイント2 弁護士特約は翌年の保険等級に関係なく利用できる
僕も不勉強で知らなかったのですが、ご自身もしくはご家族の契約されている任意保険に「弁護士特約」を付けていれば弁護士さんを使うことができます。これを使ったからといって、翌年の保険等級があがり保険料が高くなるということはないそうです。
また、僕の誤解の一つに、例えば、追突事故を受け10:0で相手にすべて否がある場合、自分の保険屋さんは特に何もしてくれないと思っていたのですが、この弁護士特約は使えるのだそうです。なので、一応弁護士特約はいつでも使えるということを頭に置いておくといいです。
どんな時に弁護士さんを使うのかというと、乱暴にいえば、いつでも使えるそうです。相手の保険屋さんの対応がいまいちとか、難しいことをいってくるとか、そんなのでもOKです。あと、示談の段階になって、示談の内容が適正かどうかを見てもらうこともできるそうです。
実際には、どうやってどの弁護士さんに頼んだらいいのかがわからない方がほとんどだと思います。ケーセブン整骨院では、お話を聞いていただける弁護士さんがおりますので、お気軽にご相談ください。
ポイント3 事故の保険(自賠責)で完全に回復するまで施術を受けられるわけではない
交通事故被害にあい、ケガをして痛いおもいや不自由な生活になれば、完全に回復するまで治療をさせてほしいと思うのは自然なことです。ただ、現実的にはそれは叶わないことがあります。
施術期間について、たいていの場合6カ月を超えると「ボチボチ施術を打ち切りにしてほしい」という話が保険屋さんよりきます。どういうことかというと、
それ以上は施術を続けても変わらないから症状固定で、示談金を積み増しするから終わりにしてね。
といういう意味です。必ずしもそこで終わってしまうとは限りませんが、残念ながらたいていはこれで終わりになります。その後は、健康保険での施術を受けるのは、健康保険のルール違反で難しく、自費で受けることになります。
今回のセミナーではいろいろな話があり、とても勉強になりました。この知識を元に交通事故での患者さんが少しでも気持ち的に楽に施術を受けていただけるように対応します。
まずは、事故にあわないように、こんな知識を使わないで済むように日頃の注意をしていきたいですね。